2024.08.01
のどかな田園風景が広がる山形県川西町で、「つや姫」など水稲約11haを栽培している今野宏典(ひろふみ)マイスター。地元JAの「JA山形おきたま稲作振興会長」も務めています。
今野マイスターは、地元農業高校を卒業後、今野家に代々続く農業を手伝いながら自動車ディーラー等の整備士を経て、2011年に本格就農。整備士時代に、国家資格である自動車整備士の1~3級を取得するなど、多才な一面をお持ちです。一方で、11月に行われる新嘗祭(にいなめさい)の穀物献納者に推薦されるなど、稲作のスペシャリストとして地域から厚い信頼を得ています。
「JA山形おきたまの稲作振興会長になってからは、置賜地域の生産者代表として、東京・名古屋・大阪のデパート等に出向き、消費者との交流や販売促進活動を展開してきた。消費者と生産者の距離を縮められるように取組み、置賜の『つや姫』のおいしさをもっと知ってほしい。」と話す今野マイスター。今年も昨年のような高温が予想されており、対策を万全にしてきました。特に力を入れているのが土づくりで、ケイ酸資材を投入して「つや姫」の光合成能力を高めて食味が向上するように管理しています。もうすぐ出穂期を迎えるため、管理にさらに力が入ります。今野マイスターの思いがこもった、おいしい「つや姫」を楽しみに待っていてください。
【置賜農業技術普及課】