2021.03.10
皆さんこんにちは! つや姫レディの髙栁彩也香と松田紗也加です。
「つや姫」産地の食文化を伝える山形県鶴岡市の取材では、ゆらまちっく海鮮レディースの皆さんから、ちょうどその時水揚げされた鯛のお料理とお話も伺いました。
こんなに大きな鯛を初めて見ました! 目の上が青いんですね!
「庄内浜は、湾がなくて養殖ができないこともあって、すべて天然鯛なの。新鮮な鯛はね、アイシャドウしたみたいに目の上が青くきらきら光ってるのよ! 鮮度の証よ!」
私たちにとって鯛は、おめでたい日のごちそうですが、みなさんはどんな風にめしあがっていますか?
「鯛は、いつでも。普段から食べる魚ですね。“わけ魚文化”というのがあって、市場に出ない鯛なんかも隣近所にわけあったりしてね。いろいろな料理にもするし、そのまま食べるには小さい鯛は焼いて干して、“小鯛だし”なども作ったりしていてね。美味しくて、皆にも食べてほしいなって思って、商品化もしたのよ。」
美しくおいしい庄内浜の天然鯛ですが、昭和の終わりには乱獲により漁獲量が減少してしまったとか。
「豊かな海を守ろうと、漁業者同士で出漁船の数や出漁日を決めたり、「番割」といって漁場を等間隔に割って交代制にしたり、出漁の時間や漁具も統一したそうです。この庄内浜の漁師たちによる厳しいルールは、今も受け継がれ守られています。」
このお話は、美味しい「つや姫」をいつもお届けできるように、最適な田んぼを選んで環境にやさしい方法に限定して栽培し、出荷前にも品質と食味をチェックするといった「つや姫」生産者の取組みと重なりました。
そんな庄内の漁師さんたちの天然鯛と、農家さんたちの「つや姫」で作ってくださった鯛めしは、本当に美味しく、皆さんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ほかにも鯛づくしのごちそうがたくさんですね!
「今日は、鯛料理のレシピ集を作ろうと、ほかのお料理もたくさん作ったの! レシピ集ができるのを楽しみにしてね!」
レシピ集は後日、COOKPAD「山形さかなびキッチン」に掲載されるそうです。
料理上手な皆さんのごちそうの数々と、明るく、素敵な笑顔に元気をたくさんいただきました!
そして、美味しさだけでなく、漁師さんの海を守る取組みと、農家さんの美味しいお米を作るための取組みを再認識した一日となりました。
本当にありがとうございました!
最後に、ゆらまちっく海鮮レディースの皆さんに教わった鯛めしのレシピを記載しますので、ぜひお試しください。
①米を通常通り研ぎ、水を通常通り入れます。
②炊飯窯から水を少し取り出し、取り出した分の酒、みりん(少なめ)を加えます。
③刻み生姜を入れます。
④多めの塩を振って表面をさっと焼いた鯛、少量の塩、醤油をお好みで色がつく程度入れます。あれば特産の小鯛だしを加えると、さらに風味が豊かに。「鯛が少ない時もこれを入れると旨味が補われていいのよ!」と海鮮レディースのみなさん。
⑤通常通り炊飯し、炊きあがったら全体を混ぜて、できあがり。