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つや姫倶楽部:応援メッセージ Vol.3 料理研究家・枝元 なほみ

お米は日本のソウルフード。

 母が小学校の教員を長くしておりまして、幼い頃は、母が学校から帰って来て急いでご飯を作るのを待っていました。だから今、自分が料理を考えるときは、「現在の慌ただしい暮らしの中で生きている人たちが、必要とする料理はなんだろう」ということを軸に考えています。

 一番美味しいご飯を作るのは、やっぱりお母さんですよね。お家で炊き上がった釜を開けて、しゃもじで一番上のひとすくいを入れた瞬間が、一番きれいなお米です。「つや姫」の生産者のお母さんが作るご飯を食べに行くツアーとか、行ってみたいです。山形では、お母さんが「だし」の細かい野菜を刻んでいる音で朝目が覚めると聞いて、なんて素敵な文化なのだろうと感動しました。「つや姫」の上に「だし」をのせたご飯。それだけで何杯もおかわりできそう。

 山形が他の地域よりも群を抜いているところは、食に対しての文化的な背景や風土などだと思います。「つや姫」は力強く、日本的で、味覚はとってもいいのですが、それだけではなく、米が育まれた里山の景色やお水、米作りを支えている小さな生産者の暮らしまでアピールされてはいかがでしょう。山形にはそうした土壌を紡いできたお年寄りの人たちの気質や思いを悠々と受け継いでいる、懐の深い文化があります。

 作っている方一人ひとりと繋がっていくローカリゼーションが大切だと常々感じていて、できるだけ多くの全国の生産者の方々とお会いするようにしています。今回、「つや姫」の生産者・牧野さんにもお話をうかがって、山形県が牽引役となって、生産者の暮らしを支え、魂を守り、日本の農業の底上げに貢献していけると感じました。

枝元 なほみ

枝元 なほみ(えだもと なほみ)

1955年神奈川県生まれ。明治大学文学部英米文学科卒業。劇団「転形劇場」で役者兼"メシ炊き主任"を務めるとともに、無国籍レストランで厨房を担当する。劇団解散後は料理研究家として、雑誌やNHK「きょうの料理」などのテレビ番組で活躍。一般社団法人「チームむかご」を主宰し、農業支援や東日本大震災の被災地支援にも取り組んでいる。『枝元なほみの料理がピッとうまくなる』(ちくま文庫)ほか、著書多数。

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