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つや姫倶楽部:応援メッセージ Vol.2 佐藤 洋詩恵

日本人が粘り強くがんばれるのはお米の力

 台風の季節がくると、天の一角を仰ぎ見、祈るような祖母の後姿を思い出す。山口の祖母の口癖は、「洋詩恵は良い所に生まれた。田んぼのお布施(田布施)は、ご先祖様の英知が積み重なった良い所。人は何もなくても人を喜ばせることができる。気を良くしていつも笑顔でいることだ。」五十代半ばで祖父を亡くし、近所の人手を借りて、農家を切り盛りしていた気丈な祖母。 町名の田布施になぞらえて、繰り返し私に言って聞かせた祖母の言葉は、山形の宿の場での女将の日々の支えとなっている。

 「日本人が粘り強くがんばれるのはお米の力。日本はお米の国。田の力と書く男の人はえらい。その男の人を世に出し支える女の人もえらい。志を高く持ち、いただいた一つの命を使って、人の為、世の為に役立つ人が一番えらい。」折々に語り伝えてくれた祖母の米作りの原点は、孫の私に安全で美味しいお米を食べさせることであった。今秋、山形県の農家の皆様が、満を持して、丹精込めて作りあげた「つや姫」がお目見えする。照る日、曇る日、嵐の日、祈る思いで米作りと向きあい、四季明らかなる自然と共に生かされてある山形県人の英知と汗の結晶「つや姫」が新たなる日本の米物語を紡いでゆく。

佐藤 洋詩恵

佐藤 洋詩恵(さとう よしえ)

やまがた女将会々長、日本の宿古窯 専務取締役

昭和27年6月1日、山口県生まれ。十歳のとき広島に移り、広島ノートルダムの清心中・高校を経て昭和46 年、東京女子大学文理学部に入学。昭和50 年、卒業と同時に日本航空に入社。一年間同社に在勤中、地上職勤務を経て、5ヶ月間の国際線乗務を経験。昭和51年11月、山形県上ノ山温泉「日本の宿古窯」代表取締役社長佐藤信幸氏(代表取締役会長信二氏長男)と結婚、現在、専務取締役。家庭では、一男一女の母。夫信幸氏とともに忙しい毎日だが、“女将”という仕事を新しい感覚で受けとめ、「充実した日々を過ごしている」という。

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